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THE ART INFORMATION
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美術情報社 企画・編集室 コレクターギャラリー コレクターが賞を選ぶ絵画展 招待作家絵画展事務局 〒189-0014 東京都東村山市本町4-16-16-1001 TEL&FAX 042-392-5110 |
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| 第236号より |
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東洋の<線>の自由さと西洋のデッサン力 金田弘治氏の作品 |
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藤 克也 (美術評論家) |
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金田さんの作品を見て、まず最初に思い浮かんだのは、平安時代に描かれた、「鳥獣戯画」です。鳥羽僧正の作と伝えられるその表情あふれる線描と、金田さんの人物をとらえる線の自在闊達さには共通するものがあります。「鳥獣戯画」に見られる筆線だけの表現というものは白描画と呼ばれていますが、その起源は書と深く結びついた古代中国の絵画に遡ることができ、東洋の美術において、[線]こそ絵画の生命であることはいうまでもありません。しかしながら金田さんの線描は、昨今の絵手紙ブームにあらわれている、いわゆる趣味的な俳画のようなものと一線を画しています。 | |
そこには、東洋的な線のおもしろさとともに、対象をしっかりと見据えようとする的確なデッサン力というものが同じく存在しているのです。 金田さんは、若い頃からデッサンと油絵の基礎技術を学び、その素養の上に画廊を開き、現在に至っていると聞いています。東洋の[線]の自由さと西洋のデザイン力が結びついたところに金田さんの作品の魅力があります。その確かなデッサン力はヨーロッパの街並のスケッチにもいかんなく発揮されています。建物へ向かう道からは、金田さんが日頃力説する絵画における[空気]というものを十分に感じとることができます。 |
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